こんにちは🌞 一宮市千秋町で歯科を行っているちあきあじさい歯科の水野裕文です!
SillHa様の依頼で今回は口内炎について取材を受けたので、お話をしたいと思います。
★口内炎とは
口内炎とは、口内粘膜に炎症が起きた状態のことを言います。口内炎が起こる原因は、入れ歯がこすれる、傷からの感染(誤って頬を噛んでしまうなど)、ストレスや体力低下、ウィルス感染などさまざまです。
★口内炎に有効な市販薬
市販のお薬には、さまざまな種類のものが発売されており、炎症を抑える成分や、粘膜の働きを正常な状態に戻すビタミン剤が含まれているものなどがあります。
・飲み薬の場合
口内炎の原因の一つにビタミン不足があるといわれています。そのため、栄養補給(肌荒れ、肉体疲労の改善)として服用する人もいます。内服薬は即効性というよりも、ゆっくりと症状を緩和させながら、口内炎を繰り返さないように口内環境を整えてくれる薬です。また、あまりに痛みがある場合は「痛み止め」で対応することもあります。
・塗り薬や張り薬の場合
市販のものの中には、張り薬や塗り薬があります。患部をコーティングすることで、刺激を与えず治りをよくするという意味では、有効です。しかし、はがれやすいので効果は一時的と思います。
★口内炎が痛むときは歯科医院を受診しよう
市販薬を使っても、なかなか口内炎が治らない場合には、歯科医院へ受診するのがおすすめです。口内炎の原因に合わせた適切な治療を受けられます。基本的には塗り薬の処方か経過観察が主な治療方法になります。それ以外にも、口内炎ができやすい原因があれば除去します。
・レーザー治療(当院では行っておりません。)
投薬治療の他にレーザー治療を実施しています。口内炎のレーザー治療とは、炭酸ガスレーザーのような熱エネルギーを患部に照射し、消毒・殺菌をしながら治療していきます。レーザー治療は痛みが少なく、鎮静するスピードが早いのがメリットです。
・器具(義歯など)の調整
外部から受ける物理的な刺激も、口内炎ができる原因の1つです。被せ物や入れ歯、矯正器具などを装着している場合、それらによる物理的な刺激が原因となっている恐れもあります。その場合、歯科医院では器具が口内にできるだけ接触しないように調整してくれるので、相談してみましょう。
★注意が必要な口内炎
治りの悪い口内炎や子供の口内炎は他の病気の可能性があるので注意が必要です。その中でも特に注意が必要な口内炎をご紹介します。
・はしか(麻疹)
お熱が出た後、お子さんのお口の中に乳カスのような斑点が頬部粘膜に現れた場合は要注意です。それは「はしか」の可能性があります。口内炎のような斑点(コプリック斑)がでた後、再び 39 ℃~ 40 ℃の高熱(二峰性の発熱)と共に全身に発疹が出ます。
・口腔がん
「2週間以上治らない口内炎」は口腔がんの可能性を疑います。「痛い」「患部が大きくなっている」「触ると固い」「血が出てくる」などの症状が出た場合は要注意です!これらが該当する場合は、歯科医院への受診をお勧めします。
いかがでしたでしょうか?口内炎の悩みは多くの患者様よりご質問を頂きます。お困りごとがあれば是非歯科医院に受診してください!
ちあきあじさい歯科 水野裕文
(朝日大学・朝日大学歯科衛生士学校 非常勤講師、岡山大学 研修登録医、口腔衛生学会 認定医)
詳しい記事の内容は以下から↓↓↓
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